英語学習の四本柱
みなさんは、どんな目的で英語を勉強していますか。例えば、「学校の英語の成績を上げたい」「外国の大学に行きたい」「字幕なしで映画を見られるようになりたい」「外国の友達をつくりたい」など、人それぞれにいろいろな目的があると思います。しかし、みなさんに忘れないでいただきたいのは、語学を学習する目的の一つは、コミュニケーションであるということです。世界にはいろいろな国があり、いろいろな文化があります。他の国の人たちとコミュニケーションをはかることにより、その文化にふれ、世界に目を向け、自分の視野をどんどん広げていっていただきたいと思います。
さて、そのコミュニケーションの手段には、スピーキング(話すこと)とライティング(書くこと)があります。スピーキングによるコミュニケーションでは、相手の話を聴いて理解できなければいけません。これは、リスニングです。一方、ライティングによるコミュニケーションでは、相手の書いた文章を読んで理解できなければいけません。これは、リーディングです。このように語学の学習において、スピーキング(話すこと)・リスニング(聴くこと)・ライティング(書くこと)・リーディング(読むこと)の4技能は、どれも欠くことのできない大きな柱なのです。
よく「日本人は何年も英語を勉強しているのに、話せない」というのを耳にします。この原因の一つに学校での偏った英語教育が挙げられます。学校では、ライティングやリーディングに重点をおいた授業をしているのが現状です。ソフィアでは4技能をバランス良く学習できるテキストを使用し、英語のみで授業を行っています。偏りのない総合的な英語力を身につけていただけるように講師一同がんばっておりますので、みなさんもがんばって授業に取り組んでくださいね。
最後にみなさんにお願いがあります。授業の前や後に学校や家であった出来事を先生に話しますよね。そのときに、がんばって英語で話してみてください。文を作れなければ、はじめは単語のみでもいいです。単語が分からなければ、絵や身振り手振りでもいいのです。言いたいことが伝わらなくて、もどかしい思いをするかもしれません。そのもどかしいと思う気持ちを大切にしてください。その気持ちが英語力を伸ばすバネになります。そして、決して間違いをおそれないでください。間違うことは恥ずかしいことではありません。しかし、その間違いを繰り返さないよう、先生に習った単語やフレーズは確実に覚えていくようにがんばってください。ソフィアに来たら英語でしか話さない。そんな生徒が増えてくれることを楽しみにしています。
校閲:校閲スタッフ